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その隣では、アサキちゃんとトールが
ものすごくビックリした表情で
やっぱり同じように驚いて立ち上がっている……!
「つ……つぼみっっ!!
あんたたち……いつからそんなっっ……!!」
ギャ――――――――!!
なになになに!?
いつからそんな話、出回ってんの??
そ、そりゃ、ユータはいつも私に優しいし
さっき……ライブ中だって私に……
秘密のメッセージ……送ってくれた(様な気がした)けど……!
でも、でもっ、別に「付き合って」って
ダイレクトに言われた訳でもないし
第一、ユータ本人だって、そんな話
一言も触れていないだろうし……!
ほ、ほ、ほらっっ!ユータだって
斜にうつむきながらなにも言わないで
恥ずかしがってるじゃん!!
私はしどろもどろになりながら
慌ててヒサシの顔を覗き込む……
アサキちゃんとトールも同じように
前のめりに身体を乗り出してヒサシの表情を伺った……
ヒサシはコーラを飲みながら
キョトンとした顔で私たちの顔を見て
ケラケラと笑いながらこう言った。
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