さようでございますか 佐也加の恋4

3/38
前へ
/38ページ
次へ
ここはバス停なんだし ベンチ代わりに この楠の木にブランコを作って ブラブラと揺れながら バスを待つのもいいかも なんて考えていると バスが滑り込んできて止まった。 バスの中央にある乗車口が開き バスに乗り込み前方の席に座ると 「お嬢ちゃん、帰るのかい?」 って運転席から声がした。 「あ、昨日の運転手さん」 「そうだよ。覚えてくれてた?この路線は俺の担当だからね」 「へぇ専属なんですか?」 「ああ、本数が少ないから俺が往復してるよ」
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加