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振り返ってみると私の人生は嫌なことばっかだった...
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姉からのいじめが始まったのは、小学校の中学年ぐらいの時
始めは、「きもい」、「死ね」ぐらいレベルだったが日に日にエスカレートし、一方的な暴力を振るようになった。
始めのほうは耐えていた。だけど暴力を振られ続け、そのたびに
静かにトイレで泣くという行為を繰り返すうちに私の心は弱り果てた。
それでも泣きやむと笑顔に隠して傷ついていない振りをした。
心は疲れてゆくとどこか遠いところへ行きたくなった。
家を出たいと思った。
悩んだ。そんなことしたって何も変わらないのに。
そんな中、母親と喧嘩をした。
ガミガミ言われた。だけどそんなのはどうでも良かった。
最後に一言。
『出て行け』
それは、怒った時によく言う言葉。
出て行きたいと思う前は、イヤイヤ言っていたがその時は
遠いところへ行きたいと思っていたから、私は母に玄関の前に連れ出され母が母がキッチンへ戻り誰も居なくなった瞬間、靴を履き
ゆっくりとドアを閉め、外へ走り出した。
泣きながら、無我夢中に。
どこへ行けばいいのか解らず、わざと知らない道を通っていった。
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