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ただ、泣くことしか出来なかった。
苦しかった。
同時に後悔もした。
歩きながら、補導されたらどうしようとか
声をかけられたらどうしようとか。
だけど気配を消すのは得意だった私は、誰にも気づかれず
声をかけられることも無かった。
ずっと歩いていると、知ってる道にきてしまった。
私の住んでいるところで唯一の駅だ。
この近くに、おばさんが住んでいた。
私は、これ以上は何処へもいけない気がしてバス停のベンチに座った。
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