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「なぁ…尚翔｡」
「っ…」
俺が呼ぶと、尚翔は肩を跳ね上がらせた。
呼んだだけなのにそんなビクつくとは…
「…名前で呼ばれるの、慣れてないから…」
「他の奴は呼んでんだろ。魁斗もだし｡」
「……潤先輩は、特別だから｡」
…不意打ち。
“特別”。
それは、そうか。
コイツは俺のことが好きなんだから。
って、自惚れてるみたいだ。
いや、実際そうなんだけど。
確かに慣れねぇよな？
俺もそうだし。
尚翔、なんて普通に呼んでるけど、実は内心むず痒いし。
何だコレ。
バカップルかよ、マジで。
それはさておき。
「お前、さ………ほんとにクラスから孤立してねぇのか？」
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