大きな変化

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そんなことより。 生徒指導室で色々言われた後、俺は屋上へ直行した。 呼び出されたのは昼休みが始まった直後だから、だいぶ過ぎてしまっている。 つっても、俺にはあまり関係ないが。 魁斗も尚翔も、今頃屋上で俺を待ちながら飯食ってんだろうな。 特に尚翔は、俺がなかなか来ないことに心配しているかもしれない。 早く行かねぇと… って、いやいや。急ぐ必要ないだろ。 なんで尚翔が心配してるかもしれないからって、俺が急がなきゃならないんだ。おかしいだろ。 アイツと関わるようになってから、妙な思考回路になりつつある。 それに戸惑ってはいるが、やっぱり悪い気はしなくて。 …とにかく、早く屋上へ行かねぇと。
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