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………………………。
………………。
「………そんだけか?」
あれだけ言うのを渋るもんだから、一体どんなことかと思えば……
まさかの事実に拍子抜け。
そんなことを、脅してまで知りたがった俺………
「…魁斗、とりあえず歯ァ食いしばれ。」
「いやいやいやいや待て待て待て待て!!」
徐に殴る準備をし始めた俺に、魁斗は面白いくらい焦って俺を止めに来た。
俺じゃなくても殴りたくなるだろ、んなもん。
「とりあえず最後まで聞けよ。」
「くだらねぇ恋愛話をか?」
「いーからいーから。つーかあんまくだらなくねーよ?コレ。」
魁斗の表情が少しだけ硬くなる。
…他の奴の話なら即刻この場を去っているところだが、尚翔のことだからとりあえず大人しく聞くことにしよう。
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