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「先輩…おはよ。」
「! 尚翔?」
朝。
玄関の戸を開けると、そこに立っていたのは尚翔だった。
「先輩と一緒に登校したくて早起きしちゃった。」
そんな可愛いことを言われて、嬉しくないワケがない。
思わず笑みが零れる。
「悪くねぇかもな、こういうの。」
「本当?」
「尚翔とするなら悪くねぇ。」
「…やった。」
尚翔が嬉しそうに小さくガッツポーズをする。
…………いや、マジで可愛い。
今すぐ抱きしめたいくらいに。
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