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ただ、
全く嬉しくないと言ったら嘘になる。
こんな俺でも、好きだと言ってくれたことに、少しだけ嬉しさを覚えたのは事実だ。
今まで魁斗しか信じてこなかった。
怖れられ、遠巻きにされ、……嫌われてきた。
そんな俺に、あんなまっすぐな瞳を向けて、
『ふざけてなんか……ない。』
あんな真剣に言われたら、
心が揺れるのは、ある意味当然だ。
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