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「あの“狂気の高藤”がいつから舎弟なんか持ちやがったんだ?」
「つーか舎弟にしちゃあなよなよしてねーかぁ!?」
ギャハハと汚ならしい笑いを溢す不良共。
いや、舎弟じゃねぇし。
コイツが付きまとってくるだけだし。
「コイツはそんなんじゃねぇ。テメェらの相手は俺1人で充分だ。」
「あ゙あ゙!? 高藤、テメー調子乗ってんじゃねーぞ!!」
「どーでもいい!! やっちまうぞ!!」
…相手は4人。
苦戦するような人数ではない。
ただ、やっぱり…
「西崎、どっか行ってろ。」
「え…!?」
「邪魔だっつってんだ、どいてろ!」
ずっと1人で喧嘩してきたから、誰かを庇いながらなんて正直無理だ。
魁斗と組んで大人数を相手にしたこともあったが、魁斗も俺に負けず劣らず喧嘩が強い。
だから俺は俺で喧嘩に集中できたのだが…
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