562人が本棚に入れています
本棚に追加
「ぅらぁっ！！」
「────っ」
突如、顔に受けた衝撃。
その衝撃によろけた俺に更に攻撃が加えられ、俺は地面に尻餅をついた。
そんな俺を蹴り飛ばそうとする奴の攻撃をかわすと、俺は立ち上がってソイツの顔面に拳を叩き込んだ。
「オ…オイッ！！ コイツをキズモノにしたくなかったら、大人しくボコられてろォ！！！」
西崎を捕まえている1人が吠えた。
今時そんな脅し方する奴があるか…
…西崎なんかがキズモノにされようが、別に俺には関係ない。
関係ない、けど。
何故か、気に入らない。
それにそんなこと、させる前に。
俺がテメェを叩きのめす自信があるから。
西崎と、西崎を捕まえている1人目掛けて一気に駆け出す。
「離せ、っつってんだよ！！」
「なっ…！！」
最初のコメントを投稿しよう！