大きな変化

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授業が終わり、俺は即座に教室を出た。 それまでは教室内はずっと殺伐とした空気だった。 いや厳密には、俺が殺伐とした空気を醸し出したせいで教室中がピリピリしていた。 流石に俺も気まずくなり、授業が終わって早々教室を抜け出したワケだが。 …やはり苛立ちは治まらない。 時折過る、さっきのグラウンドでの光景に、ますます苛立ちを煽られる。 つーかなんで俺はこんな苛立ってんだ? アイツが誰と戯れようが、俺には関係ない筈だ。 魁斗が俺以外の奴と絡んでても、ここまで苛つくことはなかった。 どうして…………… 「尚翔、ほんと運動神経悪ィよなー」
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