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まもなく医師による精密検査などをさせられた
診断結果私は…
『記憶、喪失…?』
医師は口を開いた
『おそらく記憶が失われてるものと思います。事故によるショックによるものかと…
今のところ記憶が回復するかはわかりません…。』
私が記憶喪失だというの…?
そんな、でも言葉を理解でき、しゃべれる。ここが病院だと言うこともわかった…けど
『生活に必要な知識は覚えているものも思われます。
しかし、家族、友人、さらにご自分のことは全く覚えていないということになります。』
私は自分が誰なのかすら全くわからなかった。
『そんな…』
母と名乗った女の人は泣き出してしまった。
父と名乗る男の人は女の人の肩に手をおき黙っている。
『今のところ治療法はわかっていません。ですが、なんらかの衝動やはずみで思い出すこともあります。本人が1番不安な状態です。できるだけ寄り添ってあげてください』
そう医師は告げて行った。
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