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その瞬間、大地が剛を振り払い、悠輔に飛び掛る。
「返せ!」
「うわっ」
大地のスマートホンは、悠輔の手から落ち、床に転がった。
大地は急いでそれを拾い上げると、自分の席に座り、腹の前でスマートホンを握り締めて前屈みになり、ブルブルと震える。
「何だよコイツ!」
突き飛ばされた悠輔が睨みをきかせた。
「ふざけんなよ。オマエ」
剛も同じように責め始める。
「もう止めてってば!」
それに対して、また菜津が止めに入った。
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