盗撮写真

28/28
前へ
/28ページ
次へ
「何で止めるんだよ」 剛が菜津を睨む。 「こんなの奈緒だって望んでない。そうでしょ奈緒?」 菜津が泣きそうな顔で奈緒を見た。 「う、うん」 奈緒はどうすれば良いのか分からなかったけど、親友の菜津の泣きそうな顔を見て、とりあえず頷いた。 確かにさっき菜津が言った通り、下手に騒いで逆上されるほうがイヤだ。 「ほら、奈緒もああ言ってるんだから、みんなもう止めよう」 菜津に促がされて、集まっていた男子生徒たちは、渋々自分の席に戻った。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

59人が本棚に入れています
本棚に追加