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ただひたすらダラダラと続く買い物タイム。
欲しいものはたくさんあるが、琴音の財布の中には1万円しか入っていない。
その一万円だって、夏休み中の家事の手伝いを約束させられた上で、母から貰ったお金なのだ。
天体観測会に関係のない買い物は、さすがに母にバレると叱られる。
奈緒が色々と買い込んだ手荷物を見ながら、毎回こんなに無駄遣いをしなきゃ、自分のお小遣いだけで、スマートホンに機種変更出来るんじゃないのと、琴音は思った。
菜津も奈緒に合わせるばかりで、まったく買い物はしない。
そのくせ奈緒の買ったものを持ってやるのだから、本当に人間が出来ていると思う。
本当に菜津が友達になってくれて良かったと、琴音は心の底から思った。
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