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「でもまだ四時半だよ~~~」
奈緒が恨めしそうな顔をする。
「そういう問題じゃないでしょ!」
琴音は毎度の事ながら、少し呆れ気味にツッコんだ。
「ごめんね奈緒。本当はずっと奈緒といたいんだけどさぁ」
「いいよいいよ菜津、こんなワガママお嬢にいちいち謝る必要なんてナッシングだよ」
「でも」
「いいよ菜津。明日から二日間はずっと一緒なんだし。今日は仕方ないから、琴音と二人で我慢するよ」
「おい! 我慢って何じゃい!」
琴音が速攻でツッコミを入れると、菜津は噴出して笑った。
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