夏休み
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「ごめんね奈緒、琴音」 菜津は謝ると、手を振ってお店を出ていく。 残された琴音の手には、なぜか……菜津に手渡された奈緒の買い物の荷物が……。 「ちょ、自分で持ちなよ奈緒」 「え~~~~重いじゃん」 当然の権利を施行しようとしたら、あからさまに不満顔をされた。 「自分で買ったんでしょ」 「そうだけど……ケチ」 奈緒はホッペタを膨らませて睨んだ。
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