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結局買い物が終わるまで、琴音は愛流に仕切られ、渋々それに従った。
(あ~~~~もう帰りたい)
人の気もしらないで、奈緒と菜津は本当に楽しそうだ。
再度車に乗り込むと、一路美星町を目指して走り出す。
「ここからだと、もう20分くらいだからね」
ハンドルを握る大島が、バックミラーで後ろの三人を見ながら話した。
「あっ!」
そのとき愛流が大きな声を出して指をさす。
驚いてその方向を見ると、そこは駅前のようで、男子生徒たちがバスを待っていた。
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