33人が本棚に入れています
本棚に追加
「良いわよ美星町は」
愛流がニコッと微笑む。
「そうなんですか?」
「この前も言ったと思うけど、蓄光石の埋め込まれた道なんて、本当に綺麗だし、やっぱり空気が澄んでて、本当に星が綺麗なのよね」
「へぇ~楽しみだな」
愛流が嬉しそうに目を輝かせるから、琴音は愛想笑いで答えた。
「去年はさぁ、女子は私だけで、男子も六人しかいなかったのに、今年は十六人もいるから、バーベキューも遣り甲斐があるわよね」
さらに嬉しそうに目を輝かせる愛流。
「はい」
もちろん天文に興味はなくとも、バーベキューという単語には、琴音もときめいて目を輝かせた。
最初のコメントを投稿しよう!