午後のひととき

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目的地に到着すると、受付を済ませてコテージに荷物を運び込む。 本来天文観測が目的なのだから、夕方に到着すれば良いはずなのだが、そこはそれ、普段大自然に触れ合うことがない生徒たちに、自然を体験させてやりたいという大島の親心で、日中に到着するようにしているのである。 「お昼ご飯の用意をしましょう。バーベキュー用の火をおこすから、勝田さん手伝って」 「はぁ~い」 琴音は大島に促がされて、昼食の焼きソバ作りの為の火おこしをすることになった。 「小田さんは焼きソバの材料を用意してちょうだい」 「はい。じゃあ安藤さん手伝って」 愛流も返事をすると、大量の買い物袋の中から、焼きソバに必要な物を取り出し始める。 「おソバと~~豚バラと~~」 奈緒と菜津もそれにならって、買い物袋から食材を取り出した。
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