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「この後どうする?」
コテージに向かって歩きながら、隣の奈緒に聞いた。
「そうねぇ~」
「学校から持ってきた望遠鏡で観測する?」
かつて一度も触れたことが無い天体望遠鏡であるが、琴音は急速に天文の世界に惹かれて、もう一度星を観測したいと思ったのだ。
「でもさぁ~あの本格的な望遠鏡を見た後に、学校のじゃねぇ~」
「おい、じゃあみんなでトランプでもやろうぜ」
すぐ後ろについて歩いていた、奈良原剛がすかさず口を挟む。
「いいね。面白そう」
奈緒も目を輝かさせた。
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