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やはり奈緒がいないと男子生徒たちはつまらなかったらしく、すでに奈緒の周りを取り囲むように、みんな集まっている。
琴音は男子生徒たちに囲まれている奈緒を残し、菜津と二人でバーベキュー場の大島の元に向かった。
「勝田さん大丈夫?」
「はい」
「怪我とかされちゃうとさぁ、やっぱり引率してる教師の責任になっちゃうでしょ」
「はぁ……」
「来年から中止ってことにもなりかねないし、だから充分気をつけてね」
「はい。すみません」
琴音は申し訳なくて謝った。
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