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「いやぁああああああああああああああああ」
佳子は気が狂ったように叫んだ。
「どうした佳子!」
すぐに竜太郎が飛び込んできた。
「し、新之助……」
湯船に沈んだ息子を見て、竜太郎は絶句した。
「いやぁあああ、イヤイヤぁあああ」
佳子は気が狂ったように叫びながら、新之助の身体をお湯から引き上げる。
竜太郎も手伝って、浴槽の外に出したけど、すでに蘇生術の施しようもなく、新之助は絶命していた。
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