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「そうかもしれないけど、だったら何だ? 星野が化けて出てきて……」
「どうした?」
突然健司が目を見開いて動かなくなったから、剛は驚いてその視線の方に振り向く。
そして同じように言葉を失った。
自分たちのいる場所の少し下流側に、二人が倒れているのが見える。
すぐにそれが、安井悠輔と藤川裕だと分かった。
「嘘だろ……」
健司は呆然と二人を見つめたまま動かない。
一方剛は、急いで二人のもとに駆け寄った。
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