いなくなった二人

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すぐに大島を先頭に、女子たちが斜面を駆け下りてきた。 「奈良原くん。どこ?」 剛を見つけると、大島が声をかけてくる。 「先生あそこです!」 剛は倒れている二人のほうを指差した。 「いやっ!」 倒れた二人を見たとたん、奈緒が顔をそらせる。 「救急車、いや、警察に電話しなきゃ」 大島はスマートホンを取り出すと、警察に電話をかけた。
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