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「あなた……星野くんをイジメてたの?」
「違うよ! 全然そんなことしてないよ!」
「じゃあ何で……」
「きっと逆恨みだよ」
「逆恨み?」
「うん。星野くんは奈緒のことが好きだったのに、あの事件以来奈緒と話せなくなったから、きっと奈緒の親友の私と菜津が、奈緒を遠ざけさせてると思ったんだと思う」
「そう……。じゃあ死んじゃった子たちも、その七人の中の子なのね?」
「うん。そう……。葉山と安井と藤川と、奈良原と津村と、私と菜津の七人……」
琴音は分かっていることを、すべて母に話した。
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