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「え、何、何?」
突然琴音が悲鳴を上げたから、声をかけた奈緒は驚いて周りを見る。
でも、これといって恐怖の対象が見当たらない。
「もう奈緒! 脅かさないでよ!」
「え?」
琴音に怒鳴られて、奈緒は初めて自分が琴音に悲鳴を上げさせた張本人なのだと分かった。
「こっちがビックリするじゃん」
「だって、いつ星野くんに襲われるかと思って」
「あ、そっか。ごめんごめん」
琴音の心情を察して、奈緒はすぐに謝った。
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