止まらない復讐

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中は整然と片づけられていて、物で溢れ返っている琴音の家とは大違いである。 「あっ、これ、一応お見舞い」 琴音は途中で立ち寄って買った、スイーツショップの紙袋を菜津に手渡した。 「あっ、有難う。じゃあすぐにお茶を入れるね」 「あ、うん。でも無理しなくていいよ」 「大丈夫だよ。もう熱もないし」 「そっか」 「コーヒーと紅茶、どっちがいい?」 「ぁ、えーーと、紅茶」 「OK」 菜津は微笑むと電気ケトルのスイッチを入れた。
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