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「はい、どうぞ。レモンないからミルクティしか出来ないけど」
菜津はそう言いながら、琴音の前に紅茶と砂糖とミルクを置く。
「有り難う」
「さっそく食べましょうよ」
菜津は紙袋から紙箱を取り出して開いた。
「あっ、プリンか」
「ケーキの方が良かった?」
「ううん。プリンの方が好き」
菜津は嬉しそうに微笑むと、中からプリンを取り出す。
プリンといっても、フルーツをあしらったプリンアラモードというやつで、
琴音は大好きだけど、値段が高くていつもは買わないけど、今回は母からの援助があったので奮発したのだ。
「美味し~~い」
二人は一口食べると、顔を見合わせて笑った。
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