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「星野くんのお墓どうだった?」
「どうって言われても、普通のお墓だけど……」
「そりゃそうだよね」
菜津が微笑む。
「これで許してくれると良いんだけど」
「そうだね……。でも……」
「でも?」
「ぁ、ぅ、ううん。何でもない」
「何よ。気になるじゃん」
「本当に星野くんが犯人なのかな?」
「え? だって菜津が幽霊を見たって」
「うん。それはそうなんだけど……」
「何よ?」
「ぅん……」
菜津はそのまま黙り込んでしまった。
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