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「アム……ずっと親友だと思ってたのに……。リョーコもミナトも……。許さない。絶対に許さないから!」
「ごめん」
亜夢が苦しそうに顔を歪め、声を搾り出すように謝る。
「ごめんカンナ。でも違うの」
美奈都も謝って、そして弁解しようとした。
「違う? 何が違うのよ!」
「カンナのこと嫌いじゃないよ。全然嫌ってなんか」
「じゃあ何で入れたのよ!」
「それは……」
「許さないから、すぐに許しを請いなさいよ。10万回しなかったら、絶対に許さないから!」
「分かった。すぐにするから」
美奈都はスマートホンを持つと、急いで『許しを請う』ボタンをタップし始めた。
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