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「いや、まぁ、そりゃそうなんだけど……でも……」
「でも何?」
口ごもった修太に亜夢が間髪いれずに聞く。
「そもそも生贄に選ばれたらどうなるのかが分かってないじゃん」
「ぁ、そう言われればそうね。選ばれたら死んじゃうなんて、どこにも書いてなかったと思う」
亜夢はスマートホンを取り出して、さっきの画面を確認する。
しかしすでに、投票結果の画面はみれなくなっているのだ。
「確かにどこにも死ぬなんて書いてなかったと思うけど……」
亜夢は三人の顔を見回した。
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