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「それなんだけどさぁ……本当に大丈夫かなぁ?」
亜夢が不安そうに言う。
「それは分からないよ。いくらタマが頭が良くても、絶対に作れるのかなんて……。なんせアタシたちの頭じゃ、サッパリ理解できないことなんだから」
良子がすかさず言葉を返した。
「いや、そうじゃなくて」
「え?」
「タマが作れなかったとき……」
「だからそれは仕方ないじゃん。いくらタマ子だって、出来ないことはあるんだし」
「だから、みんなにタマが作ってるから大丈夫って言って、期待させちゃっていいのかってこと」
答えた美奈都に向かって、亜夢は顔を歪めた。
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