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特に傷ついたのは、ずっと親友だと思っていた、美奈都と亜夢と良子の三人に投票をされたことである。
これは環奈にとっては、まさに青天の霹靂だった。
あんなに毎日笑いあっていたのに、影で三人はアタシのことを嫌っていたってことなのだ。
怖い。あんな笑顔で、嫌っている素振りなんて微塵も見せずに、生贄に誰を選ぶかと問われたときに、
35人もいるクラスメイトの中で、真っ先にアタシを選んだのだ。
もう何も信じられない。誰も信じられない。
環奈は正体の分からない生贄投票にだけでなく、心の中では嫌っていながら、
笑顔で接することが出来る、クラスメイトたちのことも怖くてたまらなかった。
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