家族の協力を得た環奈

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「これじゃいくら俺たちが一生懸命やっても、全然達成出来ないじゃん!」 「そんな……そんなの嘘よ!」 「だって他のヤツはどうか分からないけど、姉ちゃんのはだいたい数字合ってるし」 「ちょっとみんなに確認してみる」 環奈はすぐに全員にラインを送る。 だけど……返事が帰ってきたのは、美奈都をはじめ、ちゃんとタップしてくれている数人だけだった。 なかには既読無視の者もいる。 普段ならあまり気にしない既読無視も、今は絶対に許すことが出来ない。 時間が時間だけに、もう寝ている者は、百歩譲って仕方ないにしても、既読しているのに、返事を返して来ないヤツって、どういう神経をしているのか? 環奈は腹が立って仕方なかった。
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