来なかった投票の画面

38/40
前へ
/40ページ
次へ
「いや、こいつらが急に喧嘩を始めたもんだから……」 雅治は涼花の手を離すと、藤本の方に向いて説明を始める。 その雅治に向かって、涼花は机の上に寝た状態から、脚を曲げ、そのまま雅治を蹴飛ばした。 蹴られた雅治は、そのまま前の机になだれ込む。 「おい! 何やってるんだ。止めろ!」 本来あまり関わりあいたくないのだが、さすがにこれは見逃せないと、藤本は止めに入った。 「喧嘩の原因は何だ?」 立ち上がった涼花に藤本が聞く。 「あの女が突然殴ってきたのよ!」 涼花は裕也に抑えられている明里を、睨みながら指差した。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

390人が本棚に入れています
本棚に追加