美奈都が思いついた案

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「良かったな森川」 晃司に微笑まれて、さっきまで腹が立っていたのに、彩奈は晃司に感謝した。 「ってことで、今夜の投票は全員自分の次の出席番号のヤツに投票するようにな」 「ちょっと待って」 真面目な岡田奈菜が手をあげる。 「何だ?」 「しおりんには後で言っておくけど、カノンとアカリはどうするの?」 「それは……」 すでに晃司の頭の中には、二人は存在していなかった。 「どうすればいいと思う?」 晃司がみんなを見回したとき、二時間目の授業の教師が教室に入って来た。
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