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美奈都は一瞬目を瞑った。
自分が提案したことで、クラスメイト全員が生贄になってしまうかもしれないのだ。
同票の場合、生贄対象者がいないというのを、今一度頭の中で真剣に願った。
目を開けて画面を見ると、クラスメイトの名前が並び、全員に一票ずつ入っている。
美奈都はそのまま画面を下に送っていった。
「嘘！ 嘘よ！ 何で？」
突然大声で女生徒が立ち上がる。
美奈都は声の主を見て、驚いて固まってしまった。
「何でアタシなのよ！ 酷い！」
「どういうこと？」
美奈都は急いでスマートホンの画面を確認した。
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