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「こうなってしまった以上、今更誰のせいってことはないだろ。俺だって二階堂の写真を加工するの手伝ったし」
修太がフォローする。
「タマオ……」
「だいたいさぁ、自殺のきっかけがオマエと高橋だったとしても、二階堂にとっては、俺たち全員が復讐の対象になるのは、当然のことだろうし」
「タマオ……有り難う」
「何だよ。礼とか言わなくていいよ」
「マジで惚れていいか?」
「いや、それは辞退させてくれ」
「チッ、ノリの悪いヤツめ」
涼花は舌打ちした後で、ニヤッと口を歪める。
どこまでが冗談なのか、美奈都には分からなかった。
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