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「えっ、二人?」
「うん。タマオとミナトの二人」
「えっ、涼花は来ないの?」
「当たり前でしょ。行くわけないじゃん」
「えっ、何で?」
「だって二階堂の家だよ。ってことは二階堂の幽霊が住んでるんだよ」
「え?」
「そうじゃなくてもアタシ、オバケ屋敷とか絶対無理な人だもん。リアル幽霊屋敷なんかに行けるわけないでしょ」
また涼花の冗談かと思ったけど、どうやら本当らしい。
「でも出来ればその前に、下調べはしておいた方がいいよね」
「え?」
涼花は今度は急に真顔になった。
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