真犯人候補は神様の兄

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「とりあえず二階堂のことを調べるなら、アイツのやってるSNSとかを見るのが、一番手っ取り早いんだけどな」 修太も真顔になった。 「そうだね。二階堂がやってたブログとか、フェイスブックとか、ミナトは知らないの?」 涼花が美奈都を見る。 「あ、うん。ミクシィなら……」 「ミクシィ? あれ? ミナトのミク友に、二階堂なんていたっけ?」 「ごめん。実は私アカウントを二つ持ってて、学校の友達と、見ず知らずの人で、使い分けてるんだ」 「えっ、アンタそんなことしてたんだ?」 「ごめん」 「いや、別に謝る必要はないけど」 涼花は何となく心苦しくなって、コーヒーカップを手にすると、残りのコーヒーを飲みほした。
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