真犯人候補は神様の兄

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「おいおい、ハッキングかよ……」 涼花が修太の顔を見つめて顔を歪める。 「まぁそう言うな。緊急事態だ」 「つうかさぁ、人が非表示設定とかしてるのも、見放題ってこと?」 「ああ、まぁな。言い方は悪いけど、ウイルスを送って感染させれば、そのまま本人に成り代わって遠隔操作だって出来るし」 「ちょ、それ犯罪じゃん」 「良い子のみんなはマネしないようにな」 修太はまた、涼花に向かってニヤリと微笑んだ。 「オマエって何か怖い」 「そうか?」 「そうやってさぁ、ミナトのパソコンにも侵入して、ミナトの秘密をコッソリ見てんだろ?」 「ブッ、お、おい!」 修太は涼花のツッコミに慌てた。
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