真犯人候補は神様の兄

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「あれ……」 順に画面を送っていた、修太の手が止まった。 「どうした?」 美奈都より先に、涼花が反応する。 「いや、この人どこかで見たことある……」 修太は首をひねった。 画面には、ありさが兄の邦彦と紹介している男性の写真。 「二階堂のお兄さんかぁ」 「どこだっけかなぁ……」 「まぁ、同じ町に住んでるんだし、どこかで会ったんじゃないのか?」 「いや、そうじゃなくて……あっ!」 修太は思い出して大きな声を上げた。
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