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「この人、同業者だ」
「同業者?」
涼花が眉を曲げる。
「ああ、しかも結構ヒット作を作ってる人」
「へぇ~~~この人がねぇ~」
「ああ。たぶん俺より金持ちだと思うぞ。玉の輿狙って行けよ」
修太は涼花に向かってニヤッと笑った。
「さすがに二階堂の兄貴ってのは抵抗があるよ。それよりなぁ、タマオ」
涼花が真顔で修太を見る。
「ん?」
その続きの言葉を待ったけど、涼花は黙ったまま、なかなか口を開かなかった。
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