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「12月10日なんてすぐだよ。手分けして探そうよ」
涼花の冗談に対して、美奈都が真面目に答える。
「分かってるよ」
涼花はニヤッと笑った。
「私がスマホで先生のミク友を探すから、タマ子はフェイスブックを探して」
「あ、ああ、うん」
「ねぇ、パソコンいっぱいあるから、涼花も先生のブログか何かを調べてみてよ」
「うん。分かったよ」
美奈都の必死さに対して、涼花は素直に頷いた。
それぞれが手分けをして、二階堂邦彦のSNSサイトを探すことと、二階堂ありさのSNSサイトの書き込みの中に邦彦が出てくる物を調べ始める。
その作業を始めてすぐ、美奈都は気になるありさのミク友を見つけた。
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