真犯人候補は神様の兄

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「スマホのアプリって……」 「うん。色々だよ。RPGなんかも作ったし」 「それって幾ら位儲かったの?」 涼花が目を輝かせて聞く。 「そうだなぁ……今まで作ったのは、どれもだいたい、二千万円くらいにはなったんじゃないかな」 「マジ?」 「嘘!」 美奈都と涼花が目を丸くした。 「うん。まぁだいたいそんなもんだな」 「じゃあ結構儲けてるってこと?」 涼花がさらに食いつく。 「まぁ、会社にしたのは去年だけど、中学の頃から色々考えてたから、まだ開発中のもいっぱいあるぞ」 「タマオ。美奈都と別れてアタシと結婚しない?」 涼花は冗談とも真剣とも取れる言い方をした。
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