神様が残していたモノ

6/40
前へ
/40ページ
次へ
階段を上がるとドアが二つ。 そのうちの一つの部屋に通される。おそらくもう一つの部屋が、兄の邦彦の部屋だろうと美奈都は思った。 「とりあえず日記っぽいのを探そう」 修太に言われて、美奈都はありさの机に向かった。 日記帳の類なら、おそらく普段使うであろう机が怪しい。みんなそう思ったようで、誰も他の場所を探さなかった。 「ないわね」 一通り見ただけで、早くも涼花が諦める。 「とりあえずそっちを見てくれ、今治はクロゼットを頼む」 「うん」 美奈都は頷くと、言われた通りにクロゼットを開けた。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

422人が本棚に入れています
本棚に追加