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ところがすぐには殺されず、ロープで縛られたまま良子の遺体の隣に転がされる。
「良いザマだな玉森」
伊藤は修太を見下ろしてニヤニヤしている。
「おい。俺たちを放せ」
「クッ、クッ、クッ、オマエはバカか? 今から死んでもらうのに、放せるわけないだろ」
「やめとけよ。オマエの悪事はもうバレてる。後20分もすれば警察に連絡がはいるようにしてある」
「クッ、クッ、クッ、本当にめでたいヤツだなオマエは」
「何だと?」
「いいか玉森、コンピューターに詳しいオマエなら分かってるだろ」
「何を?」
伊藤が余裕を持っていることに、修太は不安を覚えていた。
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