友情の復活と絶望の時

22/40

323人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
ところがすぐには殺されず、ロープで縛られたまま良子の遺体の隣に転がされる。 「良いザマだな玉森」 伊藤は修太を見下ろしてニヤニヤしている。 「おい。俺たちを放せ」 「クッ、クッ、クッ、オマエはバカか? 今から死んでもらうのに、放せるわけないだろ」 「やめとけよ。オマエの悪事はもうバレてる。後20分もすれば警察に連絡がはいるようにしてある」 「クッ、クッ、クッ、本当にめでたいヤツだなオマエは」 「何だと?」 「いいか玉森、コンピューターに詳しいオマエなら分かってるだろ」 「何を?」 伊藤が余裕を持っていることに、修太は不安を覚えていた。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

323人が本棚に入れています
本棚に追加