323人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
「何をするつもりだ?」
「まぁ、オマエなら楽勝で作ることが出来るんじゃないのか?」
「何をだ?」
「まぁ、すぐに分かる」
伊藤はパソコンと修太のスマートホンをケーブルでつなぐと、電話番号をプッシュする。
『もしもしどうなった?』
涼花の声がスピーカーから聞こえてきた。
「誰もいないし何もないな。どうやらここは関係ないみたいだ。とりあえず家に帰って作戦を立て直すから、また後で連絡する」
伊藤がパソコンに打ち込んだ文字が、修太の声に変換されて涼花の電話に届く。
『分かった。気をつけてな』
涼花はそう言うと、電話を切ってしまった。
最初のコメントを投稿しよう!